先日、SFTS(重症熱性血小板減少症候群) という病気で、ネコちゃんを治療していた獣医さんが亡くなったというニュースがありました。SFTSは、私たち人間にも感染する恐ろしい病気です。
SFTSってどんな病気?
SFTSは、主にマダニが媒介するウイルス感染症です。マダニは、草むらなどに潜んでいて、お散歩中のワンちゃんや、外に出るネコちゃんに寄生することがあります。
なぜワンちゃん、ネコちゃんの予防が大切なの?
マダニは、ワンちゃんやネコちゃんに寄生して血を吸うだけでなく、SFTSウイルスを保有している場合は、ワンちゃんやネコちゃんにも感染させることがあります。そして、感染したワンちゃんやネコちゃんを介して、私たち人間にもSFTSがうつる可能性があるんです。
大切な家族を守るためにできること
SFTSから大切な家族とご自身を守るためには、ノミ・マダニの予防がとても重要です。
- 定期的な予防薬の投与: 動物病院で処方される予防薬を定期的に投与しましょう。お散歩が好きで草むらによく行くワンちゃんや、外に出るネコちゃんは特に注意が必要です。
- お散歩後のチェック: お散歩から帰ったら、ワンちゃんの体をよくチェックしてあげてください。特に、耳の裏、首回り、足の指の間などはマダニがつきやすい場所です。
- 草むらには注意: マダニが多く生息する草むらには、できるだけ立ち入らないようにしましょう。
ノミ・マダニ予防は、ワンちゃんやネコちゃんの健康だけでなく、飼い主さんご自身の健康を守るためにも欠かせないことです。
予防薬については、当院にお気軽にご相談ください!!