ゾエティス社から提供された検査機器IMAGYSTを導入しました。
この機器は、細胞診の標本をデータベースに取り込むことにより世界の登録病理診断医に時間のロスなく画像を送り診断してもらえるサービスです。
従来では標本作成後、検査センターに送り、診断結果が出るまで1週間ほどかかっていましたが、このサービスでは2時間~12時間以内に診断結果がわかります。
またほかにもAIによる血液塗抹、検便、尿検査のスクリーニングができ、獣医師は最終診断のみすればいいようになりました。
もう一つ。
富士フィルム社からNU.QVET Cancer Testのサービスが始まりました。
腫瘍リスクのスクリーニング検査で細胞が壊れた時に放出されるヌクレオソーム測定することにより、腫瘍リスクを見積もる検査です。
7歳以上のシニア犬の健康診断の一つにお考えになられてはいかがでしょうか?
※検査には絶食などの制限がありますので、検査をお考えの場合は事前にお問い合わせください。
新しい機器や検査を取り入れて皆様の診断治療に一助になれば幸いです。
この後がんを患ったワンちゃんネコちゃんに、自宅でできることも配信しますので、参考になさってください。