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おしっこが出ない…それ、すぐ病院へ!
「あれ?今日はまだトイレしてないな…」
「何度もトイレに行ってるのに、出ていない?」



そんな様子があれば、ワンちゃんネコちゃんからの緊急SOSかもしれません!
“少し様子を見てから…”では、手遅れになることも。

迷わずすぐに動物病院へ!

おしっこが出ていないかも?どう見分ける?

まずは以下の3パターンをチェックしてみましょう。
トイレ以外の場所で粗相している(=出ている)
トイレには行くが量が少ない(=出ている)
何度もトイレに行くのに出ていない(=これが緊急!

最も注意すべきは最後のパターンです。おしっこの出口(尿道)に何かが詰まってしまい、まったく排尿できない状態を「尿道閉塞」と言います。
尿道が詰まったままだと膀胱におしっこがたまり続け、毒素が体に回り、けいれんや意識障害、最悪の場合は命に関わることも…

ですので、詰まっているものをなるべく早く取り除いてあげる必要があります‼
早めに異変に気付き、数時間以内に治療をスタートできると、多くの子が順調に回復できますよ。

動物病院ではどんなことをするの?

まず問診や診察を行って尿道閉塞が起きていることが分かったら、まずはすぐに詰まりを取り除きます‼

さらに血液検査や尿検査で全身状態を確認や原因を調べ、点滴や投薬で体調を整えていきます。状態によっては入院が必要になることもあります。

再発予防のためには、フードや生活環境の見直しも欠かせませんよ。

自宅でできる予防

水を飲む量が減って尿が濃くなると、結石ができやすくなって尿道閉塞になりやすいといわれています。また、この病気はストレスが大敵とも言われています。

冬は特に水分摂取を意識(ボウルの数を増やす、ウェットフードの活用など)
ストレスを減らす工夫(トイレ環境や生活音など)
多頭飼いなら「頭数+1個」のトイレ設置が理想
清潔で、体に合ったサイズ・砂の深さのトイレにしましょう

早期発見がカギ!

尿道閉塞は、早く気付けばしっかり治る病気です!

いつもと違う様子に「もしかしておしっこ詰まってる?」と思ったら、すぐにご相談くださいね。