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いつかの”別れ”を考えたことはありますか?

いつかの「別れ」を考えたことはありますか?

私たちにとって、動物たちは単なる”ペット”ではなく、大切な家族です。
いつもそばにいてくれて、元気をくれて、無条件に寄り添ってくれる愛おしい存在。
そのぬくもりやまなざしに、毎日救われている方も多いのではないでしょうか。

けれど、ふとした瞬間に「いつかはお別れが来るんだな」と思い、不安やさみしさを感じることはありませんか?

実はペットが健やかに過ごしている今も、将来のペットロスへの不安を抱えている方は少なくありません。

「そんなふうに感じるのは一生懸命生きているこの子に悪い気がする…」
「こんな話誰にも言えない」
こんな不安や深い悲しみのことを「グリーフ(grief)」と表すことが出来ます。
「グリーフ」は直訳すると「悲嘆」とも表します。
グリーフは悲しみだけではありません。
怒りや後悔、罪悪感、無気力感など様々な感情が入り混じることもあります。 
当院では1月に飼主様向けにグリーフケアセミナーを開催いたしました。
グリーフケアについての認知度はまだまだ低いのが現状です。
動物病院だからこそ、できることがあるはずです。
同じ病気や境遇の人と出会い、ありのままに気持ちを表現することもできます。

”別れ”のあと、本当はもっと寄り添いたかったのに…その思いを十分に届けられないまま、時間が過ぎてしまうことがあります。
動物を見送った後も、飼い主さまの心に寄り添い続けたい。
それが、私たち動物医療の現場が向き合っている新たなテーマです。

この度、愛玩動物看護師向けにグリーフケアの重要性を伝えるための学会発表を予定しています。
皆様のお気持ちを知ることが、より深く寄り添える獣医療の第一歩です。
ペットロスに悩む多くの飼主様の気持ちに寄り添い、一緒に前を向いていけるような取り組みを計画しています。
そして当院だけでなく、全国の動物病院がペットロスの時に頼れる先になることが目標です。
そのために匿名のアンケートを作成いたしました。
回答にかかる時間は2分程度です。
回答期限:2025年6月13日(金)
お時間のある時にご協力いただきますと幸いです。

アンケートはこちら↓
https://forms.gle/pyzRKK36J4aX4xey6


愛玩動物看護師・グリーフケアアドバイザー:吉村真里花