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体の中に水が溜まる!?
犬や猫の体の約60%は、水でできているといわれています1)。水は、栄養を体中に運んだり、体温を調節したり、いらなくなったものを尿として外に出したりと、健康を保つために欠かせない存在です。

ところが、病気などが原因で体内の水分バランスが崩れると、本来は溜まらない場所に水が溜まってしまうことがあります。

体のどこに水が溜まるの?

腹水

お腹の中に水が溜まった状態です。お腹がいつもより大きく膨らんだり、食欲や元気がなくなったりすることがあります。嘔吐や下痢、呼吸のしづらさが見られることもあります。

原因には、肝臓病や腎臓病、心臓病、腫瘍など、さまざまな病気が考えられます。

胸水

肺のまわりに水が溜まり、肺が十分に膨らみにくくなった状態です。そのため、呼吸が速くなったり、苦しそうに呼吸したりします。

特に、ネコちゃんが口を開けて呼吸している場合は、とても危険なサインです。すぐに動物病院へ連絡しましょう‼

肺水腫

肺の中に水が溜まった状態です。肺に水が溜まると、まるで溺れているように呼吸が苦しくなります。命に関わることもあるため、早急な治療が必要です。
多くは心臓病が原因ですが、肺炎や外傷などによって起こることもあります。

むくみ(浮腫)

血管の外に水分が溜まり、手足や顔などが腫れたように見える状態です。

犬や猫は毛に覆われているため気づきにくいこともありますが、「左右で足の太さが違う」「顔がいつもより腫れて見える」といった変化がないか、チェックしてみてください。

こんな様子があったら注意‼

お腹が急に膨れてきた
呼吸が苦しそう、いつもより速い
口を開けて呼吸している
元気や食欲がない
手足や顔が腫れている
このような変化が見られた場合は、体のどこかに水が溜まっている可能性があります。特に呼吸の異常は、命に関わることもあるため注意が必要です。

「もう少し様子を見ても大丈夫かな?」と迷ったときも、早めに動物病院へ相談してくださいね。
参考文献
1)Ettinger SJ, Feldman EC, Côté E. Textbook of Veterinary Internal Medicine. 8th ed. Elsevier; 2017.