咳と聞くと、どこか体調が悪いのかな?と思いませんか?
咳は、ほこりや粘液など、体にとって必要でないものを外に出すための防御反応で、とても大切な反応です。
ただ、風邪をひいたときに出る咳や、夜中のなかなか寝付けない咳など、生理反応だけど治してあげたい咳もありますよね。動物は言葉を話さないので、病院にいくべきか、様子をみてよいのか悩みますよね。
そこで今回は、咳がでる病気にはどんなものがあって、どんな咳なら病院に連れてきてもらいたいか、お話します!
咳、くしゃみ、逆くしゃみ
じつは咳だと思っていても咳じゃなかった!!
ということもあります。
くしゃみ、逆くしゃみを咳と間違えることがあり、とくに猫の咳は分かりにくいこともありますよ。
くしゃみ 咳とくしゃみのだいたいの見分け方は「頭を振っているか」です。人でも同じですが、くしゃみをする瞬間は頭を振りますよね。咳のときには頭は振りません!
逆くしゃみ 逆くしゃみとは、鼻から連続して勢いよく空気を吸い込む呼吸であり、首を伸ばした状態でグーグーと鼻の奥から音が鳴って、呼吸が苦しそうにみえます。
初めて見るご家族はびっくりするかもしれませんが、すぐにおさまるので慌てなくて大丈夫です!
逆くしゃみの特徴は、口を閉じていて、グーグーという音が息を吸っているときに鳴りますので、そこをチェックしてみてくださいね。
それぞれの違い、だいたい分かりましたか?下の動画は、逆くしゃみをしているワンちゃんです。
もし分かりにくければ、一度スマートフォンで動画を撮ってスタッフに見せてもらえると、判断できると思います!
緊急性がありそうな咳
咳だけでなく、他にも次のような症状がある場合はなるべく早く、病院に連れて来てください!
咳以外にもチアノーゼになっている(チアノーゼとは舌や唇が青紫色になっていること) 咳と一緒に血を吐いた(喀血) 咳だけでなくご飯を食べない、ぐったりしている、呼吸が苦しそうなどの他の症状がある これらの症状の場合、咳がでる原因に、早めに対処してあげたい病気が潜んでいる可能性が高いです。
もしこういった症状がなくても、2,3日様子をみても咳が治まらない、くつろいでいる時にも咳をしてなかなか寝付けないなど、ワンちゃんネコちゃんの生活に支障がでているかも…と感じる場合は受診をおすすめします。
ワンちゃんネコちゃんのいつもとは違う、ちょっとした変化に気付けるのは一番近くにいるご家族です!気のせいかな?という程度でも、気になることがあればいつでも相談してくださいね。