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カメの甲羅の骨折

カメの甲羅の骨折

リクガメより半水棲のカメで発生することが多いです。

ベランダから落ちたり、水槽から飛び出して落下した等により起こります。

背中側が割れると、すぐ下には肺がありますので、呼吸状態に影響が出ます。

お腹側が割れると、ひどいと腸管などが飛び出してしまうこともあります。

治療は、割れた甲羅を修復するために固定していきます。

場所や程度によって様々な方法がありますが、軽度であればパテでの固定で済みますし、

スクリューやワイヤー等を使用して固定することもあります。

上の写真の子はスクリューとワイヤーで固定しました。

軽く鎮静麻酔をかけて処置を行います。

1ヶ月半~2ヶ月程度を目安に経過を見ていきます。

半水棲のカメは、色々なものを足掛かりに思ったよりも縦に動くことがありますので、

飼育環境を見直してみて、そのような危険がないか確認しましょう。