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ジメジメなこの季節に起こりやすい病気
皆さんこんにちは。
関西も梅雨の時期に入り、ジメジメとした天気が続いていますね。
今日はそんな時期によく起こる皮膚の病気を紹介したいと思います。

どんな病気?

ホットスポット、別名急性湿疹、化膿性創傷性皮膚炎という病気をみなさんご存知でしょうか?
この皮膚病は「急性」という名のつく通り、昨日まで何もなかったワンちゃんが
突然皮膚の一部を猛烈に痒がりその部分が赤くなり、脱毛してしまうというものです。

ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなどの毛がふさふさした子に多く見られ
好発部位(症状がよく現れる場所)は、首・肩・背中・お尻などです。

何が原因?

主な原因は

①ノミ・ダニに噛まれる
②アレルギー体質(食餌性アレルギー、アトピー性皮膚炎)
③舐める、掻くなどによる外傷

などがありますが、要因が複数あったり、原因がはっきりしないこともあります。
その患部に細菌感染が起こることで、ホットスポットとなります。

とっても痒い!

症状は先程述べたように
突然痒がり、皮膚の一部がこのように赤くなり脱毛してしまいます。

とても痒そうですよね・・・。
ワンちゃんたちにとっても大きなストレスとなります。

どうやって予防する?

毛と皮膚の環境に気をくばる
特に湿気に関して注意しましょう。
ワンちゃんの場合は40-60%
ネコちゃんの場合は50-60%が目安です。
体を清潔に保つ
シャンプーなどで定期的に清潔にすることが大切です。
ですが、濡れたままにしてしまうと逆効果なので、しっかりとドライヤーで乾かしてあげましょう。
ノミ・ダニの予防をする
ノミ・ダニが原因となることもあるので、予防もきちんとしてあげてください。
当院では年中予防をおすすめしています。

治療

治療としては、炎症を抑えるステロイドと抗生物質を服用します。
ステロイドを使うことに抵抗のある飼い主様も多いと思いますが、
痒がって辛そうにしているワンちゃんを見るとそうも言ってられません。

最後に

皮膚の病気は見た目にあらわれます。
飼い主様が気づきやすいものなので
おかしいなと思ったら、すぐに病院にいらしてくださいね。