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ネコちゃんの便秘、原因は腸にあるかも?(ショート版)
「最近、うんちがなかなか出ていないかも」
「トイレに何度も行くのに、出ていない…」
「前より長くいきむようになった」

こんな様子がある猫ちゃんは、ただの便秘ではなく「巨大結腸症」かもしれません…!

巨大結腸症ってどんな病気?

大腸の一部である「結腸」には、便を肛門まで運ぶ大切な役割があります。

ところが、便秘が長く続くと、結腸の中に硬い便がどんどん溜まり、腸が大きく広がってしまうことがあります。

さらに進むと、結腸そのものが便を押し出す力まで弱くなってしまいます。これが「巨大結腸症」です。

こんな様子はありませんか?

排便の回数が少ない(何日も便が出ていないことがよくある)
排便時のいきみが以前より長い(しぶり)
トイレに行く回数が増える(でも便は出ない)
排便時に悲鳴をあげたり、吐いたりする
お腹を触られるのを嫌がる
体重が減ってきた
元気がなくなる
食欲の低下

「数日したら出るから大丈夫」と思っていても、便秘を繰り返すことで徐々に巨大結腸症へつながってしまうことがあります。

診断と治療

巨大結腸症が疑われる場合は、お腹を触ったり、レントゲン検査をしたりして、結腸にどのくらい便が溜まっているかを確認します。必要に応じて、血液検査や超音波検査などを行うこともあります。

治療は、便をやわらかくするお薬や食事の見直し、点滴などが中心です。便がたくさん溜まっている場合には、固まった便を取り出す処置が必要になることもあります。

それでも改善が難しい場合には、手術を検討することもあります。症状や原因によって治療方法は変わるので、その子に合った方法を相談しながら進めていきます。

おうちで気をつけたいこと

食物繊維を多く含んだ食事にする
食物繊維の中でも、可溶性繊維という食物繊維は、水を含むとゲル状になって便を柔らかくする効果があります。可溶性繊維が配合されている便秘用の療法食があります。

一方で、便秘の状態によっては、食物繊維が多い食事は逆に避けた方がいいこともあります。その子に合ったフードを一緒に探すので、一度相談にいらしてください。
水分をしっかりとる
いつでも新鮮なお水を飲めるようにしましょう。あまり水を飲まない猫ちゃんには、ウェットフードを取り入れる方法もあります。
トイレを快適に
トイレを我慢してしまって便秘に繋がることもあります。理想のトイレ数はネコちゃんの頭数+1個であり、落ち着いて排泄できる場所に置いてあげてください。

ストレスが溜まらないよう、適度に遊んで運動させたり、ゆっくり休める寝床も用意してくださいね。
普段の様子を気にかけておく
普段の食欲や元気に加えて、トイレ(排便の頻度、排便時の様子、便の大きさや硬さ)も日頃からチェックしてあげましょう。

ネコちゃんの便秘は、「数日したら出ているし、大丈夫かな?」とつい様子を見てしまいがちです。でも、便秘を繰り返しているうちに、少しずつ悪化してしまうこともあります。

毎日の排便は、ネコちゃんの体調を教えてくれる大切なサインです!

「最近ちょっと便が少ないかも」「トイレにいる時間が長いな」と感じたら、早めに動物病院へ相談してみてくださいね。
画像提供
公益財団法人 日本小動物医療センター 中島亘先生