“ネコちゃんは痛みに強い”と聞いたことはありませんか?
もともと野生の環境では、弱っていることが分かると敵に狙われやすくなる可能性がありました。そのため今でも、本能的に「弱さ」や「痛み」をできるだけ表に出さない傾向があります。
もしかすると痛みを抱えているネコちゃんは、私たちが思っている以上に多いのかもしれません。ネコちゃんが痛がっているかどうかを知るのは、難しいのです。
痛みの種類
痛みには、急性の痛みと慢性の痛みがあります。
急性の痛み一時的に、一定の期間起こる、突然の痛みのこと。
怪我などの外傷、病気、手術などはっきりした原因があることが多いですが、ネコちゃんは痛みを隠すのが得意なので、もしかしたら異変に気づきにくいかもしれません。
慢性の痛み長期間続く痛みであり、関節や神経などといった痛みは、ぱっと見は分かりにくいです。じわじわと進行する場合も多くあります。
長期間の痛みはネコちゃんにとってはストレスであり、ADL(日常生活動作)に影響が出たり、QOL(生活の質)の低下に繋がったりすることもあります。

こんな様子があれば、隠れた痛みがあるのかも?
ネコちゃんが痛みを感じている場合、次のような様子が見られます。あれ?そういえば前はよくしていたのに、最近しなくなったな…といった行動の変化に現れることも多いです。
歳をとったせいだからだろう、と決めてしまう前に、痛みのサインではないか、チェックしてあげてください!
痛みかも?チェック表痛みのサインがあてはまったら
痛みのサインの項目がひとつでも当てはまる場合には、一度動物病院へ連れてきてあげてください。一見分かりづらくても、関節炎や神経痛などを抱えている場合、痛みを和らげてあげることでネコちゃんの毎日はより豊かで快適になります。
また、診察室内では緊張して痛みを隠してしまうネコちゃんも多いため、ご自宅で「いつもと違う」と感じた様子を動画に収めてお見せいただけると、とても貴重な情報となります。
「あれ?」と思ったときは、スマートフォンで動画を撮影する習慣をつけておくのがおすすめです。時間の経過による状態の変化を把握する際にも役立ちます。