猫に多い慢性腎不全と心筋症。あなたの相棒は大丈夫?

猫さんたちは、怖がったり暴れたりするのがかわいそうだったり億劫だったりして、去勢手術をしたきり病院に連れてこないまま数年が過ぎてしまい、気が付いた時には、水面下で病気が進行してしまっていることが少なくありません。
猫に多い病気としては、、、
①有名なのは【慢性腎臓病】ですが、日頃の食生活から招いてしまっていることも多く、知らぬ間に病気にしてしまっていることもあるのです。だからといって、若いうちから獣医師の処方なしで市販されている腎療法食を与えていると、タンパク質が不足して、栄養の不均衡が起こってしまいます。
きちんと定期的に検査をして、腎臓に異常があるのか?どのステ-ジなのか?をしっかり把握して必要に応じた治療をしてあげてほしいと思います。
そして、慢性腎臓病については、まずは、尿が増えていないか?水を飲む量が増えていないか?を見ることです。
怪しければ、血液検査と尿検査をして、早期発見に努めてあげてください。
発見が早ければ早いほどより長く苦痛の少ない日々を過ごさせてやることができます。
やせてくる前に気づいてあげることが大切です!
②そして、最近増えているのが、【心筋症】という心臓病です。
遺伝的に心筋症の素因のある純血種の猫さんが増えたことも一因ですが、診断方法が進化したことも要因です。
エコ-の性能や技術の向上、心筋に負荷があると上昇する心臓バイオマーカーを測定することで、早期発見が叶うようになりました。
怖いのは、日頃全く健康体に見える子が、ある日突然肺水腫を起こして呼吸困難になったり、血栓塞栓症を起こして後肢が麻痺してしまったりすることです。命を落とすことも多いのです。
心筋症については、犬の弁膜症と違って、聴診で雑音が聴こえないことが多く、身体検査だけではわからないことも多いのです。
純血種にも多いのですが、一番多いのは、雑種猫だといわれています。しかも、これは論文にもなっているのですが、雄猫に多く、特に顔の大きな子に多いといわれています。遊んでいてもすぐやめてしまう子や、疲れやすい子、運動後に鼻の穴をヒクヒクさせる鼻翼呼吸や、開口呼吸をする子も心配です。また、寝ているときの正常な呼吸数は30回/分以下ですので、これより多いようならうっ血の可能性があります。ぜひ検査を受けてください。
心筋症は、血液検査で心臓バイオマーカーを測定したり、心エコ-で、心筋の厚みや左心房の大きさを測定することで早期発見できます。

年1-2回の血液検査で慢性腎臓病も心筋症もチェックできます。
頑張って猫さんたちを一歩踏み出させてあげてください!
津村泰子
P.S. 画像は順に、ネオ在住のごまととうふ、津村家在住のおかずとあくびでした。