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お家時間を楽しく過ごそう!ペットマッサージの世界!
 皆様、『ペットマッサージ』というものを聞いたことはありますか?実は最近注目されている『ペットマッサージ』。治療としてではなく、コミュニケーションの一貫としてオーナー様がご自宅でできるものも多くあります。
 沢山動き回る遊びが苦手な子にも、お家時間に新たな挑戦をしたい子にもおすすめのコミュニケーションツールですので、是非お試しください!

ペットマッサージのメリット

1.異変に気づきやすくなる

 ペットマッサージでは、マッサージをする動物さんを集中して観察し、触れ合う時間が生まれます。毎日続けていると、その分小さな異変でも気づく機会が増え、病気の早期発見へと繋がります。

2.血流やリンパの流れが良くなる

 マッサージでは基本的に筋肉の強張りを解し、リンパや血流を流していく動作を行います。そのため、全身の体温も約1℃ほど上がります。また、血流がよくなることで筋肉の疲れや身体の強張りが癒やされ、身体が動かしやすくなります。

3.オーナー様と動物さんとの絆が深まる

 犬さんや猫さんがマッサージ好きになってくれればもちろんですが、「嫌いじゃない」という状態でも、コミュニケーションが増えることで絆が深まります。特に犬さんに関しては、アイコンタクトによって犬さんと人の双方で幸せホルモン(オキシトシン)の分泌量が増加するなど、「コミュニケーションをとること」そのものがQOL (生活の質)の向上につながります。

ペットマッサージの注意点

1.病気の種類によっては悪化の可能性も

 マッサージには、血流やリンパの流れをよくするという作用があります。その為、がん、てんかん、発熱時、感染症罹患時など、動物さんの状態によっては症状が悪化してしまう場合があります。(※マッサージの利用目的によってはこのような症状がある時でもマッサージをする場合はあります。)
 お家でマッサージを始める前には、必ずかかりつけの獣医師にマッサージしても良いか相談しておきましょう。

2.動物さんの様子をよく見て

 マッサージ中は動物さんの様子をよく見てあげてください。マッサージは動物さんが「これは気持ちいい」や「悪くない」といった表情をしている部位、触り方、力加減で行うことが重要です。反対に「嫌だ」と思っているのを見逃してしまうと、嫌われてしまうかもしれません。また万が一、マッサージ中やマッサージ後に体調の変化が起きた場合も、獣医師に連絡をしてください。
 気持ちいい例:うとうとする、脱力する、されるがままにしてくれるetc.
 嫌かもしれない例:マッサージをしているところから身体を引こうとする、マッサージをしている部分を振り返って気にするetc.

3. お互いに爪切りを

 マッサージは掌や指を使い、摘んだり、圧迫したり様々な動きを行います。この時、どちらかの爪が長い状態だと皮膚に爪がひっかかり怪我をする可能性があります。お互いが怪我をしないために、動物さんもオーナー様も爪切りを行ってください。また、オーナー様は手の周りの装飾品(指輪や腕時計など)も動物さんにあたって怪我をさせてしまう可能性がありますので、外してからマッサージを行いましょう。

4.リラックスできる空間で

 音や匂い、人通りなど動物さんが気になるものが多い場所では、マッサージに集中しにくいことが多いです。マッサージに集中できるということは、オーナー様とのコミュニケーションに集中できるということです。その子が落ち着ける環境を用意してあげることで、マッサージに対して様々な表情を見せてくれるようになります。

実践!肉球マッサージ!

 今回は、気になりやすい『肉球が冷たい…』に対するマッサージをお伝えします。
 方法としては簡単ですが、足先を触られるのが苦手な子もいますので、お家の子の様子を見ながら無理しない範囲で試してみてください!

1.後肢の一番大きい肉球(掌球)をマッサージ

 動物さんは前肢の方が後肢より敏感な子が比較的多いです。びっくりさせてしまって嫌がる可能性を減らすために最初は後肢から行うことをおすすめしています。また、揉む強さは極力優しく!(柔らかいスポンジを5mm押す程度)を心がけてください。回数は5〜10回、1〜2秒に1回の頻度を目安に、様子を見ながらお願いします。

2.小さい肉球(指球)をそれぞれマッサージ

 掌球のマッサージが終わったら、次は指球のマッサージをします。圧、回数、頻度それぞれ掌球と同じように繰り返します。

3. 指の間を広げるように指間部をマッサージ

 最後に肉球の間(水かきの部分)を5〜10回ずつ摘んでいきます。圧と頻度は肉球と同じようにしてください。また、指球と掌球の間も指で押して行ってください。

最後に

 いかがでしたか?今回ご紹介した肉球のマッサージ以外にもペットマッサージには様々なものがあります。もちろんその子にはその子の好みがありますので、チャレンジしてみたけどこれは好きじゃなさそう…ということもあります。好みに合っていなければ無理をせず中断してください。一番大事なのは、動物さんをよく見てコミュニケーションをとることです。
 ゆっくりうちの子の好みに合うマッサージを探しつつ、絆を深めていきませんか?
 もしわからないことや、もっと他のマッサージを知りたいなどございましたら、ご相談ください!