thumbnail
ワンちゃんの目にポチっとした赤い物?!
ある日突然、目頭に赤いポチッとした“さくらんぼ”みたいなできもの?!

ということがあるかもしれません。実はこれ、チェリーアイと呼ばれる目の病気かも!

まぶたには、上まぶた、下まぶたの他に、“第三のまぶた(瞬膜:しゅんまく)”があります。この第三のまぶたにある腺が涙を作って目全体に行きわたらせることで、目の表面を保護する役割をしていますよ。その第三のまぶたの腺が、目頭あたりにポコッと飛び出してしまうと、見かけ上さくらんぼのような赤い丸いものが出てくるため“チェリーアイと呼ばれます。チェリーアイはネコちゃんでは少なく、特に若いワンちゃんで起こりやすいです。

チェリーアイ

チェリーアイが起こりやすいのは、短頭種(フレンチブルドッグ、ブルドッグ、シーズー、ペキニーズ、チワワ、コッカーなど)に多い傾向です。こすったり、感染や炎症で腫れて押し出されることも。見た目の変化が分かりやすいので、ご家族も気づきやすい病気です。

片目だけのこともありますし、後から反対側の目に起こることも、両目に起こることもあります。見かけ上特徴的であるため、動物病院では比較的診断しやすいですよ。
目頭にポコッと赤い丸いものが飛び出している(両目に起こることもあります)
目を気にしている
充血している
目やにや涙の量が増えている
そのままにしておくと、外観上の問題だけでなく目の乾きや結膜炎をくり返す原因になるため、早めに動物病院へ連れてきてあげてくださいね。

治療

治療には内科治療外科治療の2パターンがあります。軽度の場合は目薬、エリザベスカラーを装着してこするのを防止しますが、根本的に治療しているわけではなく、再発する場合には外科治療が必要となります。

外科治療は、飛び出した第三のまぶたの腺を元の位置に縫い付けて、再び飛び出てこないようにします。手術のあとしばらくはエリザベスカラーの装着、目薬をおこなっていきます。まれに再発することもあるため、治療後も注意して観察していきましょう。

おわりに

先天的な要因が大きいため、なかなか予防することはできません。もし目の周りの赤いポチなどの異変に気が付いたら早めに連れてきてあげてください。早期に治療を行うことで、目の乾きや再発のリスクを最小限にできますよ。
写真提供
どうぶつ眼科専門クリニック 院長 辻田先生