犬猫の場合、肛門嚢の分泌物は排便のときに一緒に排泄され、臭い付けの働きをしています。犬猫はスカンクのように武器として肛門嚢から分泌物を出すことはありませんが、極度に興奮したり緊張したりすると出ることがあるようで、たまに診察のときに出ている子も見かけますよ。
肛門嚢の分泌物はその子によって形状が様々で、サラサラの液状、ドロドロの粘液状、固い粘土状といったタイプに分かれます。排泄がうまくできないと肛門囊が腫れてしまい、ひどいと破裂してしまうこともあるので溜まりやすい子は定期的に出してあげるようにしましょう。難しければご相談ください!