秋冬健診を受けいていただくきっかけになるよう、健康診断の重要性を度々お伝えしておりますが、
今回から健康診断で腫瘍マーカーの検査を始めました。
人の方で行われているような腫瘍マーカーと同様、血液検査で行えます。一度の採血でえ検査できるため、ワンちゃんにとっての負担は最低限で行える検査です。
採血するだけで特定の腫瘍のリスク判定が行えます。
今回はこちらの検査のメリットをお伝えできればと思います。

腫瘍マーカーが有用な犬種
まずこの検査が絶対的に有用な犬種が決まっています。
それは ① 大型犬 ② 短頭種 ③その他(ビーグル シュナウザー コーギー)
それと高齢犬全般です。また怖がりなワンちゃんにもおすすめです。
なぜこれらの犬種で腫瘍マーカーが有用?
大型犬は体が大きく、エコーで詳細に確認するのが難しいです。また短頭種は呼吸が早い子が多く、同じく詳細に確認しにくい場合が多いです。
これらの子だとエコー検査はもちろん有用なのですが、それを補う形で腫瘍マーカーを見られると安心です。
大型犬やフレンチブルドッグ、特定の犬種(上述)で多いお腹の中の腫瘍のチェックが行える検査です。
ですので、後ほど述べる腫瘍の発生が多い犬種でより有用です。
腫瘍マーカーの最大のメリット
大型犬や怖がりの子だと、エコー検査を行うこと自体が難しいことがあります。
この腫瘍マーカーは血液検査だけで行えるため、少しの時間(10秒〜20秒)じっとできればそれで済みます。
病院にくるだけでも大変な子などでも確認できるためおすすめです。
この検査の最大のメリットはこれに尽きると思います。
確認できる腫瘍
上記が検出できる代表的な腫瘍です。これ以外にも全身性のがんの約76%を検出できます。これらは犬のがん全体の3分の1を占めます。
これらの腫瘍に限らずですが、腫瘍は早期発見が基本です。ですが、腫瘍がある程度のサイズになるまでは症状がわかりにくいのが特徴です。腫瘍マーカーは簡易的にこれらの腫瘍のリスクが判定できるため、健康診断として受けていただくのに最適な検査です。
費用的な負担は決して小さくはないですが、今までの検査には無いメリットがたくさんある検査ですので、今述べたチェックリストに当てはまる方はご検討ください。