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最近のウサギの診療
最近のウサギさんの診療

寒暖差の大きい季節の変わり目。急に寒くなった日にお腹が冷えて、胃腸うっ滞を起こす子が続きました。
今日は暖かいからと暖房を消したまま朝を迎えたら、便が出てない!なんてことも。
この時期、夜中は結構冷えたりします。うさぎさんは本来寒さに強い動物ですが、室内の快適な環境に慣れていると、
急に寒くなったり暑くなったりには適応しづらくなりますので、気をつけましょう!

これから換毛の時期でもありますので、冷えと毛球のダブルパンチにならないよう、しっかりブラッシングし、
ラキサト-ンなどの毛球溶解剤を与えておきましょう。換毛期は毎日3cm,換毛期以外でも週3日は3㎝ずつ与える
ようにしましょう。舐めない子は、手足に塗って、身づくろいで舐めさせるようにしましょう。

うさぎさんの飼い主さんは、爪切りなどで定期的に通って頂ける方が多いので、その度に、食欲やうんちの出具合
をお聞きし、お腹の張り具合や歯の伸び具合をチェックするようにしています。ぜひ定期的に診せてくださいね。

うさぎさんが食べなくなったり、便が小さくなったり少なくなったりしたら、腸内毒血症を起こす危険があります。様子を見ず、早めに診察を受けてください。

では、うさぎさんとともに元気に春を迎えてください!

津村泰子