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フクロモモンガの陰嚢の皮膚壊死

フクロモモンガの陰嚢の皮膚壊死

フクロモモンガを飼育する際、ゲージの中に寝床として

ハンモックなどを使用することが多いかと思います。

その中にくるまって丸まって寝ている姿はかわいいものですが、

少し生地が古くなってきたりすると、糸がほつれたりすることがあります。

そのほつれた糸に指などが絡まってしまって、皮膚が傷ついたり、

絞扼(糸が絡まって絞まってしまうこと)などが起きると、

最悪指や尾が壊死して脱落してしまうようなこともあります。

今回ご紹介する子は、珍しいですが、陰嚢に絞扼を起こしてしまいました。

陰嚢の基部で絞扼を起こしてしまい、陰嚢皮膚が壊死してしまっています。

このような事故が起きないように、 糸のほつれなどがないかよく確認するようにしましょう。

個人的には、鳥の巣箱のような、木でできた寝床があると、

出入りの際に爪も適度に使用し摩耗しますので、 爪切りがいらない環境にもなるのでお勧めしています。 フクロモモンガの手足や尾などに異常がある場合は 出来るだけ早く病院までご相談ください。