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小鳥のこと、もっと知ろう!!

小鳥のこと、もっと知ろう!

~その1~小鳥のごはん

①シードかペレットか?

シ-ドとは自然の種子のこと、ペレットとは人工的に作られたフ-ドのことです。

シ-ドは、嗜好性が良く、喜んで食べる子が多いのですが、ビタミンやミネラルが不足することと、好きな種子ばかり偏食してしまうのが欠点です。

ペレットは、栄養バランスが良く、偏食の心配もなく、殻が出ないので散らかりにくく、残量もわかりやすいのですが、小さい頃から食べていないとシ-ドからの切り替えはなかなか難しいのが難点です。

②シ-ドを主食とする子が気をつけることは?

普通な配合の「殻付き混合餌」にしましょう。

殻がついている方が栄養価が高く、殻をむくことが小鳥のストレス解消にもなります。
むき餌や粟玉は、栄養価が低く、バイ菌やカビも繫殖しやすいので、使わないでください。
着色料が混ざっているものも避けてください。

アワ、ヒエ、キビ、カナリ-シ-ドの4種類入っていればOKです。
シードのパッケ-ジをよく見て選んでくださいね。

カナリ-シ-ドは、他の3種類に比べるとやや脂肪が多めですが、余分に追加したりしない限りは問題ない程度です。取り除く必要はありません。
カナリ-シ-ドばっかり選って食べている!という子は、カナリ-シ-ドを少し間引きましょう。

麻の実、サフラワ-、エゴマ、ヒマワリなどは、脂肪種子といい、小型の鳥にとってはかなり脂肪が多いし、おいしいので過食しがちなので、入れないようにしましょう。

オカメインコ、コザクラインコ、ウロコインコなどの中型以上のインコには、ヒマワリをおやつやご褒美に1日3~5粒与えるくらいにし、餌箱に入れっぱなしにはしないようにしましょう。

このような脂肪種子を過食したり、食べ続けることで、肥満、下痢、脂肪肝などになりますので、気をつけましょう。特に肥満と脂肪肝は最近増えてきていますので、要注意です。

粟穂は、脂肪分が少なめで、ビタミンEやミネラルが豊富。
自然な形なので、小鳥がついばむのが楽しく、ストレス解消にもなりますのでおやつにいいと思います。
ただし食べ過ぎると炭水化物でもカロリーは摂れますので肥満になります。
入れっぱなしにはせず、丸ごとでなく、ちぎってあげましょう。

おいちいの~🩷

好きな種子だけ偏食するのを防ぐため、殻付き混合餌は、少量入れ、食べきったら新しいものを入れるようにしましょう。

細菌やカビや虫の繁殖を防ぐため、密閉して、乾燥した冷暗所(冷蔵庫の野菜室など)で保存します。使い切るのに何か月もかかるような大きな袋を買うのは避けてください。

③シ-ドには、副食が必要?

はい、必要です。
シードだけではビタミンとミネラルが不足です。
それを補うために、副食が必要です。

<ビタミンの補充>

❶βカロチンの多い野菜をきれいに洗って与えましょう!

小鳥には、粘膜のバリア機能や視力を保つのにビタミンAが必要ですが、穀物にはほとんど含まれていません。体内でビタミンAになる「βカロチン」の豊富な野菜を与えましょう。

コマツナ、チンゲンサイ、ブロッコリ-、キャベツなどのアブラナ科の植物は、βカロチンが豊富です。
ただし、食べ過ぎると「甲状腺腫」になるリスクがあります。

アブラナ科の植物には、ゴイドロゲンという成分が含まれ、体内のヨウ素(ヨ-ド)の取り込みを妨げます。ヨウ素が不足すると、甲状腺が肥大化し、甲状腺腫を引き起こします。
特に、セキセイインコや文鳥は甲状腺腫になりやすいので、注意が必要です。

甲状腺腫になるのを防ぐには、毎日小松菜ばかりたくさん与えるというやり方ではなく、週2~3日くらいにし、他の日には、キク科のサラダナ、リ-フレタス、サニ-レタスやマメ科の豆苗などを与えるようにします。

レタスについては、玉レタスにはβカロチンは少ないのですが、リ-フレタスやサニ-レタスには玉レタスの8~9倍のβカロチンが含まれています。

豆苗というのは、エンドウ豆の若菜のことですが、実は、小松菜よりもβカロチンが多く、食物繊維もたっぷりなのです!

根と豆の部分を取って、茎と葉だけ与えましょう。
根と豆には、カビや雑菌が繁殖していたり、硬いので、消化管を傷つけたりします。
また、エンドウ豆に限らず、生の豆には、レクチンやサポニンといった有毒物質が含まれているので、食中毒を起こします。

豆苗は、家で育てられるので、経済的でもありますね。ただし、栽培されている方は、放鳥時に勝手に豆をつつかれないように工夫してくださいね。

❷必ずビタミン剤を与えましょう!

どうしてもアブラナ科の小松菜しか食べない!という頑なな小鳥さんの場合は、甲状腺を守る「ヨ-ド」を含んだビタミン剤🦜「PREDEAR ビタバ-ド」などを一緒に与えて下さい。



アブラナ科以外の野菜を食べる小鳥さんでも、野菜だけで不足するビタミン全てを補うことはできませんので、ヨードは入っていなくても良いですが、🦜「ネクトンS」などの総合ビタミン剤をパッケ-ジの表示通りに与えてください。与え過ぎは、過剰症を招きますので気を付けてくださいね。

時々、野菜の葉を怖がって、食べないし、近づきもしない子もいます。野菜は無理に与えなくても構いません。でも、シードしか食べない子には、必ずビタミン剤を与えてください!

<ミネラルの補充>

❶カルシウム

小鳥には、骨や口ばしを作ったり、卵の殻を作ったり、卵管の動きを良くしたり、筋肉をしっかり動かして飛んだりするのにカルシウムは必ず必要です。
シ-ドだけでは全く足りないので、必ず何らかの方法でカルシウムを摂らせてあげましょう。

ボレ-粉・・・牡蠣の殻を砕いたもの。パッケ-ジの表示に沿ってシードに混ぜてください。
ちゃんと食べているかわからないときは、別容器にボレ-粉だけグラムを量って入れて、減っているか確認してください。減っていなければ、混ぜていても食べていないかもしれないので、カットルボ-ンや🦜「ネクトンMSA(カルシウムの入ったビタミン剤)」にしてください。ビタミン剤は、必ず表示の量を守って与えてください。

カットルボ-ン・・・イカの甲羅を乾燥させたもの。ケージに取り付けてかじらせるので、減りがわかりやすい。

❷塩分

塩土というのは、赤土、塩、ボレ-粉を硫酸カルシウムで固めたものです。
ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、鉄などを補給するため、砂のう内のグリットの補給、かじることで口ばしを削ったり、ストレスを発散するなどのために昔から使われてきました。

鳥には、前胃と後胃の2つの胃があり、砂のうは後胃のこと。筋胃、砂肝ともいわれます。
鳥には歯がないので、砂のう内の小石や砂など(グリット)で食べ物を磨り潰して消化を助けています。しかし、最近では、殻をむかずに丸呑みするハトやキジなどの種類以外では、塩土は必要ないとされています。そして、デメリットの方が問題視されています。

主なデメリット

塩分の摂りすぎ・・・腎臓病のリスク
グリットインパクション・・・塩土の過食により砂のうが詰まり、嘔吐や食欲不振となる
カビ、雑菌の繁殖・・・ケージ内に置きっぱなしにすることで、糞や水が付着し、カビや雑菌が繁殖しやすくなる

シ-ド食で不足するビタミンやミネラルについては、塩土よりもビタミン剤で、グリットについては、ボレ-粉やカットルボ-ンで充分だと思いますので、あえて塩土を与える必要はないでしょう。

どうしても欲しがるということであれば、週に1回程度、ほんのかけらを入れて、糞まみれにならないようすぐ片付けるようにしましょう。

<その他のサプリメント>

換羽期には、羽根が減ることで体温が下がりやすかったり、羽根を作ることで栄養が使われたりで、体力低下、免疫力低下が起こりやすく、いろんな病気になりやすくなります。

保温(28℃~30℃)とともに、🦜「ネクトンBiotin」などの換羽期用のサプリメントを与えてください。

愛ちてる💕

では、次回はペレット主食の場合や、食べてはいけないものについてお届けします。
不定期なお届けにはなりますが、お楽しみに。

ネオ動物病院
津村泰子