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ハムスタ-のこと、もっと知ろう!!

ハムスタ-のこと、もっと知ろう!!

その1~種類と習性~

ハムスタ-は、げっ歯目のキヌゲネズミ亜科に属し、世界には20種類以上あるのですが、日本で一般に飼われているのは、以下の6種かなと思います。

ドワ-フハムスタ-というのは、はヒメキヌゲネズミ属に分類される小型のハムスタ-のことです。

どの子もキュ-トですね。特にタイトルの写真のようにお尻がかわいい!

●生息地からもわかるように寒暖差の激しい砂漠地帯で生きています。

昼夜の寒暖差をしのぐためとキツネやフクロウなどの敵に襲われないために地中深く巣穴を掘って暮らします。→穴掘りが得意なので、もぐれるくらい敷材をたっぷり敷いてやりましょう。

敵のいない夜中に巣穴から出て、エサを探し、頬袋に詰めて、敵が起きる前にまた巣穴に戻る…を繰り返し、生きています。→夜行性なので、昼間は寝かせてあげてね。

●湿気が苦手です。

日本は年々高温多湿になっており、野生のハムスタ-には向いていません。
おうちで飼うときは、温度20~25℃、湿度40~60%くらいに保ちましょう。
湿度が高いと、カビや細菌による皮膚炎を起こしやすくなります。
また、5℃±2℃の低温環境では「疑似冬眠」してしまうことがあります。「疑似冬眠」は、ハムスタ-の衰弱を招くので、飼育下では、冬場は保温し、冬眠させないようにしましょう。

何も知らなかった子供の頃の私は、保温もせずに飼っていて、ある朝一匹が横になって動かないのを見て、死んでしまったのかと思って青くなりました。身体が冷たくて、息はしているのだけどゆっくりで、全く動きません。百科事典を必死で調べて、「冬眠」ということを知り、急に温めると死んでしまうと書いてあったので、学校もさぼってゆっくりゆっくり温めました。何とか復活してくれて、ご飯を食べてくれたときは、ホントにもう‥‥

皆さんは、こんな過ちの無いようにお気をつけください。



●基本、単独行動です。

性格、気質については、表の内容は大まかな傾向であって、個体差はあります。
一匹狼で縄張り意識も強いので、結構命に関わるような激しいケンカをします。
なので、基本、「個飼い」が安全です。

子供の頃、百科事典で「共食いをすることがある」というのを読んだときは、こんなにかわいい子が…とかなり引いたことを思い出します。
何も知らず、ゴールデンハムスタ-を3匹一緒のケージで飼っていてケンカを繰り返していたのを、いつか仲良くなると思っていた私は、猛反省し、慌てて個飼いにしたものです。

皆さんは、こんな過ちの無いようにお気をつけください。

その2~ハムスタ-の特徴~

① 歯

ハムスターは、うさぎと違って、切歯だけが一生伸び続ける常生歯で、臼歯は伸びません。
切歯が左右1本ずつの上下で計4本、臼歯が上下3本ずつ左右で計12本、全部で16本です。
切歯は、鉄や銅がカルシウムとともに取り込まれるので、黄色~橙色に着色しています。
下の切歯の方が長いのが特徴です。

子供の頃、工務店をしていた父が、3階建ての大きなケ-ジを作ってくれて、薄めの鉄板にいっぱい小さな穴をあけて壁にしてくれてました。
すごい!広いからいっぱい運動できるね!!と大喜びしていたのですが…
ある日、その鉄板の小さな穴が、ハムスタ-一匹余裕で通り抜けられるくらい大きな穴になっていて、部屋の中に3匹が脱走し、本棚の裏に入り込み、辞書やら百科事典やら大事な本ばかりシュレッダ-よりもきれいに粉々にしてくれていました。
そういえば夜な夜なカリカリカリカリ音がしてたなあ~~~
ハムスタ-の嚙む力が強いのは知っていましたが、鉄板をかみ砕けるとは…
ハムスタ-の知らない一面をまた知った思いでした。

皆さんは、こんな過ちの無いようにお気をつけください。

② 頬袋

ハムスタ-の口の中には、左右1対の頬袋があり、食べ物を入れて運びます。
口の中から肩のあたりまで伸びる大きな袋状の構造をしています。
頬袋には唾液腺はないので、食べ物を消化するわけではありません。
入れて、安全な場所へ運んで、手で押し出して、食べるか貯蔵するのです。

●頬袋に入れて、巣に運んでも、ちゃんと食べているかはわかりません。
巣の中で腐ってしまう場合もあります。
食べ残しがないか、毎日チェックして、片づけてあげてください。

●頬袋のトラブル

出せなくなる、頬袋が反転する、頬袋が傷つく、炎症が起こる、腫瘍ができる…など。

細長いものは、傷ついたり出せなくなりますし、ごはん粒やパンなどの粘っこいものも、出せなくなったり、カビが生えますので、与えないでください。
くっつくもの、出しにくいもの、傷つけるもの、大きいものなど不適切なものを頬袋に入れていると、炎症が起こり、頬袋の反転(頬袋脱)が起こりますので、日頃から気をつけてくださいね。

<頬袋が反転して口から出てしまった症例>

③ 臭腺

ゴールデンハムスタ-には、背中から腰のあたりに左右一対、ドワ-フハムスタ-には、おへそのあたりに一個の臭腺があります。ここから、脂質を含む独特の匂いの油性の分泌物を出します。

●臭腺のトラブル

臭腺の周りが少し脱毛していたり、濡れていたり、べたついていたりするくらいは正常でも見られるので、心配いりません。無理にこすったりしない方がいいでしょう。

急に大きく腫れた、赤くなっている、出血、膿が出ている、気にして噛む、引っ搔く、しこりがある、左右で大きさが違うなどがあれば、炎症を起こしているか、腫瘍なども考えられますので、診せてくださいね。

それでは、今回はここまで。
次回をお楽しみに。

ネオ動物病院
津村泰子