最近は昔よりも飼育時の食事管理が出来るようになり、また、遺伝的に起こりやすいウサギが淘汰されてきたのか少し減少している気がしていますが、まだまだあります。
先天的な影響により初めに症状に気づくことが多いのは切歯(前歯)です。
それに伴い、臼歯(奥歯)も過長してきます。
臼歯の異常は、先天的な要因とともに日頃の食事環境によるものが多いです。
代表的な臼歯の過長の例をお示しします。
最近は昔よりも飼育時の食事管理が出来るようになり、また、遺伝的に起こりやすいウサギが淘汰されてきたのか少し減少している気がしていますが、まだまだあります。
先天的な影響により初めに症状に気づくことが多いのは切歯(前歯)です。
それに伴い、臼歯(奥歯)も過長してきます。
臼歯の異常は、先天的な要因とともに日頃の食事環境によるものが多いです。
代表的な臼歯の過長の例をお示しします。

上の写真のように、下顎の臼歯は舌側に斜めにとがってきます。
上顎の臼歯を見るとわかると思いますが、頬側にとがっていってるだけではなく、
歯そのものが斜めになっているのがわかると思います。
本来は上下ほぼまっすぐ嚙み合います。
長年の不正な嚙み合わせによって歯自体が根元から曲がってしまうのです。
こうなると定期的に切削を繰り返すしかなくなってしまいます。
伸びてくると舌や頬に当たり、それが気になって食欲が落ちたり、
とがった歯によって粘膜が切れて、ひどい口内炎のような状態になることもあります。
不正咬合の予防には適切な食事環境を整えることが有効です。
牧草をよく食べるような環境にするとよいでしょう。
ウサギの不正咬合にお悩みの方はいつでも当院までご相談ください。