皆さん前回の
Part1はご覧になりましたか?
今回はその続きです。
ネコちゃんのデンタルケアの方法を一緒に学んでいきましょう!
どんなデンタルケアをすればよいの?
ネコちゃんのお口の状態を確認したら、次は実際にケアしていきましょう。
ネコちゃんが嫌がったらすぐ止める、少しでもできたら褒める、ご褒美をあげることを心がけてみてください。嫌がらないことから徐々に慣れさせていく、というのが最大のポイントです。
口や歯を触ってスキンシップ ケアをしていくには口に触れることが前提になってきます。
お口や歯を触られるのが嫌いな子の場合、ほんの少し触れたらご褒美をあげる、というのをしばらく繰り返してみてください。慣れてきたらだんだん口の中に指を入れて歯も触れるようにしていきます。
前まで触らせてくれたのに最近嫌がるようになった、というのであれば口の中に違和感や痛みがある可能性もあります。嫌がるのが続くようであれば一度、病院に連れてきてあげてください。
歯磨きシートを使ってみる 口の中に指を入れさせてくれるようになったら、次は歯磨きシートを使ってみましょう。歯磨きシートは特殊な形状に織られたシートで、歯垢を効率よく取ることができます。使い方は歯磨きシートを指に巻き、それで歯をやさしくこすります。この場合も先ほどと同様、嫌がる子は少しでもできたら褒めておやつをあげる、これを繰り返してください。歯ブラシほどまんべんなく磨けるわけではありませんが、使ってみると歯垢がシートに付いてきますよ。
いよいよ歯ブラシで歯磨きに挑戦 歯ブラシもご褒美を使いながら徐々に慣れさせてあげてください。色々なフレーバーの歯磨きジェルもあります。指サックのような形になっている歯ブラシもあるので、普通の歯ブラシでは上手くいかない場合におすすめです。
歯に対して45度の角度でブラシを当てるようなイメージでみがいてください。そうすることで、歯周ポケットに溜まった歯垢を除去できます。
歯ブラシ以外のものでケアしてみる どうしても口が触れない、何とか歯磨きできるけれど毎日続けるのは大変・・・など、色んな理由で毎日歯磨きするのが難しいこともありますよね。
そんな場合には、歯磨き効果があるおやつやフードなどもあります。また、先ほど挙げた歯磨きシートや、飲み水に混ぜることで歯石が溜まりにくくする効果を持つ液体のサプリメントといったものもあります。
ホームケアの方法を簡単にお話ししましたが、無理やり押さえつけられるのが嫌だ、口に歯ブラシを突っ込まれるのが怖い、そもそも口が痛いから触らないで…など、ネコちゃんにも色々な言い分があります。当然スムーズにケアさせてくれない子もいるでしょう。
嫌がっているところに無理やりしようとすると、どんどん非協力的になってしまい、ご家族も続けるのが嫌になってしまうかもしれません。ネコちゃんもご家族も楽しく続けられるようなデンタルケアをすることでさらに絆が深まり、ネコちゃんが健康でいられる、それが一番大切だと考えています。
その子その子に合ったケアを一緒に探していきましょう。