猫ちゃんを飼っている方なら、お家の子が吐いている姿を一回は見たことがあるのではないでしょうか?
その嘔吐は様子見でいいのか分からないですよね。
実は私たちも「その嘔吐は問題ありません!」と安心していただきたいのですが、なかなか断言しにくい事も多々あります。
なぜなら、【慢性の嘔吐】が【胃腸の疾患の症状だった】という事を経験しているからなんですね。
どういうことかというと、
週1〜2回の嘔吐がある子が、少し吐く回数が増えてきたと来院されて、検査をしてみると胃の炎症がありましたということがあります。その治療をしてみたら、週1〜2回あった嘔吐がほとんどなくなりました!ということがあるんですね。
となると、ずっと問題ないと思っていた週1〜2回のが嘔吐が、実は疾患のサインだった可能性があるということです。
急に怖くなる話をして申し訳ないのですが、ちょっとの嘔吐で元気にしていれば【絶対】問題ないという訳ではなく、病気の可能性【は】あると考えておいた方がいいということですね。
今回猫ちゃんで慢性の嘔吐と吐出(としゅつ:広い意味では吐き出すことなのですが、嘔吐とは吐き方が異なります)が見られ、内視鏡検査を行った猫ちゃんの報告をさせていただきます。